シャイニー薊(あざみ)さんという男をご存知でしょうか?
ここ最近、マッスルグリルというyoutubeを始めて登録者数が急上昇している筋肉系ユーチューバーの方です。
ものすごい筋肉量とバッキバキに絞り込まれて浮き出す血管はフィジーク界でもトップクラスの実力だと思います。
その薊さんの食事の基本は自然界にある食べ物を使った高タンパク、低脂質な食事でカロリーコントロールをするというもの。
まさに私の目標とするリーンな食事で常に引き締まった体を維持するということを体現されている方です。
薊さん曰く、脂質を減らした時が一番筋肉のパフォーマンスに影響がなく、パワーが落ちずにトレーニングを継続できるとのこと。
糖質を減らすと筋力や筋肉量の低下が目に見えて分かるのでしょうね。
ちなみに薊さんの減量期というのは1ヶ月らしいです笑
普段から脂肪を体にほとんど付けずに引き締まった体をキープしているので、
コンテスト前の1ヶ月である程度体が作れてしまうらしいです。恐ろしい。。。
そんなリーンバルクの頂点である薊さんが原料期に食べるのが”沼”というローファット食品の極みのような食べ物です。
シャイニー薊さんの”沼”とは
沼とは簡単に言うと、炊飯器で炊いたお粥です。
コメと一緒に具材と大量の水を入れて炊飯して蒸らすことで全ての食材がグチャグチャに溶けて混ざって、まるで”沼”のような見た目になることから沼と呼ばれているようです。
沼には1日に必要な栄養素が脂質以外ほぼ完全に詰め込まれていて、薊さんの減量期では沼を1日4食に分けて食べるだけでガンガン痩せていくそうな。
薊さんの減量期はシンプルに沼と卵2個を食べるのみだそうです。恐ろしいほどにストイック。
沼の材料はこちら(1日分)
無洗米 272g(約2合弱)
鶏胸肉 679g
オクラ 10本ぐらい
干しシイタケ ひとつかみ
乾燥わかめ ひとつかみ
カレー粉 カレースプーン2杯ぐらい
塩 適量
水 1.8〜2リットル
※きっちり測るのは米と鶏肉ぐらい。他はカロリー換算しないので適当。
これで1800kcalになるので1日でこれを食べれば減量食として完璧らしいです。
実際にslismで栄養価を調べてみましたが、ほぼ薊さんの計算結果と同様になりました。
プロテインを使わなくてもタンパク質176gも摂取できるのは凄まじいですね。
それでいて脂質が13.8g….
本当にこれだけ食べてれば嫌でも痩せそうですね(´Д`;)
薊さんによると、長年の経験によって1800kcalがちょうど良く、これ以上でもこれ以下でもダメだとのこと。
1800kcal以下だとどんどん体重が減っていって体がフラット(体の凹凸がなくなる意味かな?)になってしまい、逆に2000kcalとかだと仕上がらないとのことです。
これはあくまで薊さんレベルの肉体と代謝、トレーニング強度での話であり、さらにトップクラスのフィージーカートしての仕上がりをめざしているので、1800kcal以上でないと完全にダメかと言うとそうでもないと思います。
1ヶ月の減量でコンテスト出場レベルまで持っていくレベルの話をしているので、我々一般のトレーニーにはなかなか到達できないレベルですね笑
沼を実際に作ってみた
それでは本日の主題、沼の調理と実食です (`・ω・´)
まず、薊さんのレシピは10合炊きの炊飯器になみなみ入れた量なので通常のご家庭では再現できません。
私も5合炊きの炊飯器しかないので分量を半分にして作ってみることにしました。
米 1合
ササミ 391g
あとは適当です(笑)
沼のすごいところは包丁を一切使わないと言うことです。
材料を、米→干し椎茸→わかめ→オクラ→鶏胸肉→塩→カレー粉→水の順番で入れて炊飯器のスイッチをオンするだけです。
食材は切らなくても、どうせ完成したら”何もなくなっている”らしいです笑
というわけで米をといで上から順番に食材を入れていきます。
順番が大切とのことですが、動画内ですでに順番がバラバラになっていたので気にせず入れていきます笑
とりあえずわかめ、しいたけを投入
オクラを入れて…
ササミを大量投入!
カレー粉と塩をふりふり。。。
そして大量の水をおもむろにジョボジョボと…
まずそう(´・ω・`)
そして炊飯器で炊飯後、8時間ほど蒸らすと…
沼の完成である。
(結構固形物残ってるじゃん。全然無くなってないよ)
とりあえず全体を混ぜ混ぜして朝ごはんにします。
↓一食分でこの量です。水が多いので米が膨らんでものすごい量になってます。
ではいただきまーす^^
うーん、この味、食感。
控えめに言ってゲ●です^^
決してクソまずくはないのですが、もっちりドロドロした食感、重たさ、かなりヘヴィーなやつです。
私の胃袋は朝からこんなモンスターは受け入れられません(´Д`;)
味付けがかなりアッサリなので半分ぐらい食べてかなりきつくなってきたので秘密兵器”白だし”を注入
味変の効果によりなんとか完食の兆しが見えてきました。
この沼ですが、結構濃いめに味をつけておいた方が良いと思います。
薊さんのレシピだと薄味すぎて、ぬちゃぬちゃの食感がダイレクトに気持ち悪さを誘発します。
特にオクラ、戦犯はお前だ。
オクラの妙にねちゃねちゃした食感と青臭さ、時折り残る繊維が嗚咽感を引き立てます。
個人的にオクラは入れない方が良いと判断しました。
やっと1食分を食べ終えたのですが、精神的にかなりダメージを負いました。
正直、残った半分を昼に食べなければいけないと思うと気が重く、捨ててしまおうかと考えました。
しかし、栄養価的には優秀なご飯であることは間違い無いので捨ててしまうのはあまりに勿体無い。
というわけで筋トレ仲間を家に招待して沼をご馳走することにしました。
友人は意外にも「結構うまいじゃん」と言ってペロッと平らげてしまいました。
好きな人には好きな味なんですかね?これ?
さて、今回はシャイニー薊さんの沼にチャレンジしたわけですが、結論から言うと
炊き込みご飯でいいじゃん!
です。
同じお米と鶏肉から糖質とタンパク質を採るのであれば、美味しく炊いた炊き込みご飯のほうが絶対良いと思います。
水でかさ増ししてお腹いっぱいにするらしいですが、だったらお味噌汁とかわかめスープとか追加すれば良いのではないでしょうか…
と言うわけで私は今後”沼”を作る予定はございません笑
これを1ヶ月も食べ続けられる薊さんは色々な意味でスゲェ人なんだなと実感しました。
私はここまで厳格に食事管理をすることはできないので、
できる範囲でゆるーく、美味しく、楽しくできる減量メニューを考えていきます (`・ω・´)